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世界の一流の「平日」の過ごし方

「夜の過ごし方」よりも、平日の捉え方を変える本

久しぶりの投稿です。

少し時間はあきましたが、その間にいくつか書籍を読みだめていたので少しずつですが紹介したいと思います。

越川慎司さんの『世界の一流は平日の夜に何をしているのか』を読みました。

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人気の世界の一流シリーズですね。「休日」バージョンが有名でシリーズ第一弾だったと思います、

すでに読んでいるのですが先に「平日」の感想を述べさせてください。

タイトルからは、仕事を終えたあとの時間を有効に活用するための本を想像します。しかし、実際に印象に残ったのは、平日の夜に何をするかという具体的な方法以上に、「平日そのものをどう捉えるか」という考え方でした。

なかでも興味深かったのが、平日を一日ずつではなく、連続した5日間として考えるという発想です。

本書では、月曜日を「ならし」、火曜日と水曜日に全力を注ぎ、木曜日からテーパリングに入り、金曜日に仕事を締めくくるという流れが紹介されています。そして金曜日の午後には、一週間を振り返る時間を設けます。

毎日を同じ強度で走ろうとするのではなく、一週間のなかに意識的な強弱をつけるという考え方です。平日を一つのまとまりとして見れば、「今日は思うように進まなかった」と、一日単位で判断する必要もなくなるのかもしれません。火曜日と水曜日にピークを持ってくるのも、体力・精神力の持続力の観点からも納得がいきます。

もう一つ印象に残ったのが、「仕事は終わらせるのではなく、切り上げるもの」という考え方でした。

仕事をすべて終えてから帰ろうとすれば、退社時間は仕事量に左右されてしまいます。そこで、朝のうちに仕事を終える時刻を自分で決めます。終わりの時間が先に決まっていれば、それまでに何を優先するかを考えざるを得ません。

また、中途半端な進捗状況であえて仕事を終えることには、翌日どこから再開すればよいかが明確になるという利点もあるそうです。これは、未完了のことが記憶に残りやすい「ツァイガルニク効果」によるものだと説明されています。

区切りのよいところまで終わらせたくなるものですが、少し先を残しておくことが、翌日のスタートを軽くする場合もあります。「中途半端に終えること」を、必ずしも悪いものと捉えなくてよいという点は面白く感じました。

本書では、ワークライフバランスではなく「ワークライフハーモニー」という言葉も使われています。仕事と私生活を明確に切り分けるのではなく、プライベートのなかにも仕事に生きる時間を見つけるという考え方です。

その具体例として挙げられているのが、家族との会話、趣味、歩くこと、読書、イベントへの参加、個人発信、講座での学習などを、一日7分でも習慣にすることです。どれも特別な活動ではありません。それでも、短時間だから意味がないと考えず、日常のなかに置いてみることに意味があるのでしょう。

この本を読んで残ったのは、平日の夜をさらに忙しく使わなければならない、という感覚ではありませんでした。むしろ、仕事をどこで切り上げ、一週間のどこに力を配分するかを、自分で決めるという考え方でした。

平日は、仕事によって埋められていく5日間ではありません。あらかじめ自分で形を与えることのできる、連続した時間なのかもしれません。

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